ハードウェアウォレット『Ledger Nano S』で暗号資産を安全に守る(アカウント作成〜入出庫編)

前回に続いて、『Ledger Nano S』の使い方、アカウント作成〜入出庫編です。前回はLedger Liveのインストールまででしたが、今回で入庫まで書いていこうと思います。

まずはポートフォリオのページから「Add account」でアカウントを新しく作成します。
クリプトアセットでは「Bitcoin(BTC)」を選択、「続行」を選びます。
機器との接続画面になりますので、端末側で「左右ボタン同時押し」をして同期します。
公式サイトにはsegwit、nantive segwitの記載がなく、segwitのみだったので調べてみました。

ビットコインアドレスの種類

  • Legacy(レガシー)
  • Segwit(セグウィット)
  • Native Segwit(ネイティブセグウィット)

の3種類があります。下記で違いを説明します。

Legacy(レガシー)

アドレスの始めの数字が「1」のもの。
古いタイプのアドレス形式。
手数料が最も高い。
Ledger Liveでは新たに追加することができないので省略。

Segwit(セグウィット)

アドレスの始めの数字が「3」のもの。
手数料は割安。

Native Segwit(ネイティブセグウィット)

アドレスの始めが「bc1」のもの。
最新のアドレスの為、対応していないウォレットやサービスもあり。
手数料は最も安い。

というわけで、SegwitとNative Segwit両方を導入。

Segwitは万能、Native Segwitは新しくて手数料安いけど対応していないところもあるデメリットあり、Legacyはそもそも古いのでLedger Liveで使えない、という結論になりました。SegwitとNative Segwit両方を導入し、アカウントの追加をします。

これでアカウントの追加完了です。「閉じる」を押して次に進みます。
左側のメニュー「受信」をクリックすると、上記画面のようになります。
ここで入金アカウント「Bitcoin 1(Segwit)」を選びました。
(※DMM bitcoinがNative Segwitに対応しているか分からなかった為)
赤枠のアドレスをコピーしておきます。端末にも同じアドレスが表示されていることを確認できたら、「左右ボタン同時押し」します。
アドレスが確立されました。

DMM Bitcoinから出庫、Ledger Liveに入庫

DMM Bitcoinにログインします。
左メニューの「出金・出庫」から「BTC出庫」をクリック。
「追加/一覧」をクリックし、新しい出庫先を選べるようにします。この画像では既に出庫先がありますが、別で新しく作ってみます。
出庫先が分かりやすいように、ニックネームを付けます。
その後、Ledger Liveからコピペした出庫先アドレスを貼付け、
SMS認証のコードを発行し、数値を入力、登録します。
新しく出庫先アドレスができました。そのアドレスを選択し、出庫数を決め、もう一度SMS認証します。(初回は数を少なくしてちゃんと入庫できるか確認したほうが安全です。今回は0.01BTCのみ出庫します)
出庫手続きが完了しました。Ledger Liveに入庫されているか確認します。
2日ほど掛かりましたが無事0.01BTCの入庫を確認できました。

今後『Ledger Nano S』について詳しく聞きたい方は私まで聞いて下さい。

▼参考にさせて頂いたYouTube、サイト様

ハードウェアウォレット『Ledger Nano S』で暗号資産を安全に守る(設定&インストール編)

コロナの影響で、暗号資産が再注目されようとしています。

今まで販売所にそのまま預けていた暗号資産ですが、いろいろ考えた結果、より安全な形で管理をしたいと思い、最も安全な管理方法である「ハードウェアウォレットでの管理」ができる『Ledger Nano S』を購入しました。

シリアル番号も付いていて、オーナー登録もできます。

設定の手順は公式サイトに書いてあるのですが、自分的につまづいた部分もあったので、自分なりに分かりやすく備忘録として残します。

やることは大きく分けて2つ

  • Ledger Nano S端末の設定
  • Ledger Liveアプリのインストール、設定

どちらもぼちぼち時間がかかったので、しっかり書いてきます。

まずはLedger Nano S端末の設定

近未来的なフォルムでカッコいい。パッと見はUSBメモリに見えます。

ボタンは上部に付いている2つしかないので、「左」「右」「左右同時押し」で大体進めていく感じになります。

付属のケーブルでPC(mac book pro)と『Ledger Nano S』を接続します。「Press both buttons to begin」と出てくるので、『左右両方のボタンを同時押し』します。
「Configure as new device?(新規デバイスとして設定しますか?)」と聞かれるので、『右ボタン』を押します。(チェックマークが右側に付いているので、右側のボタンを押せば次へ、左は×が書いてあるので左のボタンを押せば一つ前の画面に戻る、という感じです。ここは感覚的に分かる人が多いと思うのでぼちぼち省いていきます)

大事なポイント:PINコード(暗証番号)の設定

PINコードを設定します。4桁〜8桁までの数字で設定できます。今後よく使うので忘れないようにして下さい。

入れました。OKなら「左右同時押し」で次に進みます。
次は「リカバリーフレーズ」の書留です。リカバリーフレーズは24個のキーワードから成り立ちます。もし暗証番号を忘れてしまった時、このリカバリーフレーズで解除することができます。
こんな感じのキーワードが24個出てくるので、付属の「MY RECOVERY PHRASE 紙シート」に手書きで記載しておくと良いです。
リカバリーフレーズを確認するというテストが出されます。3問ほど、「○番のリカバリーフレーズは何でしょう?」という質問が出されますので答えましょう。正解すれば次に進めます。
質問をクリアすると端末の設定が整います。
完了です。次にLedger Liveアプリの設定をしましょう。

Ledger Liveアプリのインストール&設定

まず、Ledgerの公式サイト(英語)「https://www.ledger.com/ledger-live/」にアクセスします。

トップページの「Download」をクリック。

私はMacを使っているので、「Mac」を選びました。WindowsやLinuxの方はそれぞれのOSを選びます。
インストールアプリがダウンロードされたので、これをダブルクリックしインストールします。
無事インストールできました。アプリを立ち上げます。
アプリを立ち上げるとこのような画面になるので、「Get started」を押します。
「Set up as new device」(新しい端末にセットアップ)を選びます。
Ledger Nano S』を選びます。
先程端末側で設定したPINコードを入力する必要がでてきそうですね。とりあえず、この画面は説明の画面なので「Continue」を押します。
端末の設定時にリカバリーフレーズを書き留めしたので、これも「Continue」を押します。
チェックリストです。「PINコードは自分で設定しましたか?⇒YES」「リカバリーフレーズは自分でメモりましたか?⇒YES」「正規品ちゃんと買った?⇒Check now」を押します。
PCと繋いでいる端末側にPINコードを求められるので、コードを打ち込みます。
PINコードを入力すると、「Continue」から次に進めます。
Ledger Liveのパスワードを設定します。(PINコードとは別です)
これで設定完了です!Ledger Liveにログインします。
規約事項みたいなのが出てきます。暗号資産はしっかり勉強してないとあかんよ、Ledger側はその辺り責任負わんよ的なことが書かれています。「Confirm」で次に進みます。

Ledger Liveの日本語化

右上の歯車(Settings)から「Experimental features」をクリックし、「Translation testing」をONにします。
「General」から「Language」を「日本語」にすると、全て日本語になります。

ファームウェアのアップデート

ファームウェアの最新バージョンがあるようなので、最新版にアップデートしておきます。
ちょっと手間取ったところ。PCと端末をケーブルで繋ぎ、ファームウェアアップデートを開始します。「Follow device update instructions」が表示されたらUSBケーブルを外します。その後、「デバイスの左ボタンを押しっぱなしにしてから再接続」すれば「Bootloader」が表示され次に進めます。ここ、公式サイト見ながらやってても「左ボタンを押しながら」的な風に書かれてて何度やってもできなかったので、私と同じようにつまづいた人は参考にして下さい。
↑google翻訳に頼ったが、「繋いでから左ボタンを押す」形だとうまく行かなかった。。

コインアプリのインストール

私はBTCのみ管理したいので、BTCのみインストールしました。
自分の『Ledger Nano S』でBTCを管理できるようになった。

長くなったので、次は販売所から出庫し、このハードウェアウォレットに入庫させる方法を解説していきます。ではまた。

●私が今回購入したハードウェアウォレット
Ledger Nano S

▼参考にさせて頂いたYouTube、サイト様